以前の記事の追補・改訂版です
バーニーズマウンテンドッグのなりやすい病気、(または先天的に持っている病気)として股関節形成不全があげられます・
股関節形成不全は遺伝的要素が多いのですが、特に若年期に滑りやすい状況で生活していると発症しやすいと言われています。
現在の日本の家ではフローリングや多いと思いますが、フローリングはとても滑りやすく犬の関節にダメージを与えやすい床材ですね。
で、我が家の場合5年前に新築したのですが、その時からバーニーズマウンテンドッグを迎えることを決めていたので、初めから股関節形成不全の予防として滑らない床材を使うことを決めていました。
なかなか、新築やリフォームのタイミングでないと床材について対策を考えることは難しいと思いますけど、これからバーニーズマウンテンドッグを迎える方、またそれ以外の大型犬を迎えようとする方に参考になればよいと思って、我が家が採用した床材について紹介したいと思います。
LIXILペット用床タイルの採用
我が家ではリビングの床材にペット用のタイル材を採用しています。
LIXILさんのものです。
LIXIL エクセラガード
この商品はLIXILさんが犬の健康を考えて滑らないタイルとして販売しているものです。
我が家はこの商品を採用しています。
エマさん4歳、ロラン君1歳半をすぎて、ありがたいことに股関節形成不全は発症していません。
エマさんはJAHDの評価を終えていますので問題ないことは確認済です。
ロラン君もハイグローマの治療をしているときにレントゲンで関節を見ています。
JAHDの評価はしていないですけど、先生から関節は問題ないと言われてます(かっちりはまっているようです)
結果的に、我が家の場合はこのLIXILペット用タイルを採用したおかげか、遺伝的要素のおかげかは断定はできませんが、股関節形成不全は起きませんでした。
で、この床材のメリット・デメリットを紹介したい思います。
LIXILペット用タイル メリット
1.確実に滑らない
これがなんといっても一番ですね。そもそもこれが達成できできてないならこの商品の存在意義がありませんので。どれだけ滑らないかというと、スリッパをはいたまま摺り足で歩くことが困難なレベルです。
2.夏は床が冷たくて気持ちいい
タイルは夏でもヒンヤリです!冷たくて気持ちいいのか、犬は夏場はタイルに寝転んで腹をベタッとつけて涼んでいます。少し時間が経つと自分の体温でタイルが暖まってしまうようで、少し位置を変えます。また暖まると位置を変え・・・の繰り返しです。
・・・メリット意外と少ないな。
でも、犬にとって滑らない床は大事です。滑らないということだけでこの商品を選ぶ価値はあると思ってます。
LIXILペット用タイル デメリット
次にデメリットです。こちらの方が知りたい方はたくさんいるのではないでしょうか??
1.滑らないということは、他が摩耗する。
滑らないってことは摩擦抵抗が大きいということですね。
摩擦抵抗が大きいってことは、このタイルに触れているものをガンガン削っていきます。
例えばこんなもの
・スリッパ
・掃除機のヘッド
こいったものが削れます。特にスリッパは1シーズンもてばいいと思います。
すぐにダメになります。
なので、我が家のスリッパは安物をシーズンごとに使い捨てとなります。
掃除機のヘッドは、ローラーが削れて転がりが悪くなり、そのうちヘッド本体も削れて最終的に吸い込めなくなってきます。
我が家はダイソンを使っていますが、ヘッド交換をしてヘッドは3代目です。
(ちなみに2年持ちません)
ヘッドはすぐにだめになるのでダイソンのモーター付きのヘッド(モータヘッドやフラッフィ)はやめて、ハードフロアツールに付け替えました。
2.冬は・・・冷える
これは人間にとってのデメリットであって、むしろ暖房をかけている部屋の中では犬にとってはメリットになるかもしれません。冬場は、もこもこルームシューズ必須です。
もこもこルームシューズを履いていればそこまで気にならないのですが、靴下で歩いているとすごく冷たいです・・・
で、靴下もすぐダメになります。
また、我が家は採用していませんがタイル素材は蓄熱性があるので、床暖房と相性がいいみたいですね。まぁ、床暖房をしてしまうと犬にとっては暑いかもしれません。
3.掃除が大変
ほんとに掃除しづらいです。まず掃除機をかけることはヘッドの摩耗を除けば問題はないのですが、問題があるのが拭き掃除です。
先ほども書きましたけど、摩擦抵抗が大きいということは拭き掃除がすごくやりづらいです・・・なんせ滑らないので拭けません。
厳密にいうと、雑巾、モップなどが滑らないので進みません・・・
クイックルワイパーなんてものは全く使えませんので、拭き掃除には苦労します。
基本的に汚したらその場でその部分だけすぐに拭き取ることが大切です!
で、試行錯誤の結果たどり着いた結論は、
タイルの掃除はメラミンスポンジが最強!
です。汚れが蓄積して黒ずんできたタイルに、水を少し付けたメラミンスポンジでこすると面白いように汚れが落ちます。
ただ、メラミンスポンジでちまちまこすらないといけないので大変なことには変わりないのですが・・・
4.施工費用が高い
新築の例でいうと、まずタイル床が標準仕様になっている建築会社ってあるんでしょうか??ほぼ追加費用が発生すると思います。
我が家もそうで、追加費用50万弱かかっています。
(施工面積でも変わると思いますが)
あとフローリングを施工する時よりも下地の強度が必要なようで、我が家の場合、この床タイルを採用したことによって下地の合板パネルを2重に貼って強化しています。
強化しないと反りやり剥がれ、目地が割れたりするようです。
ただ、耐震性も上がるのかな??
犬にとって快適なのは間違いありません
タイルのメリット・デメリットはこんなところです。人間は苦労するところはありますが、犬にはすこぶる快適な素材であることは間違いありませんので、新築、リフォームを考えている方は参考にしてください!
ただ、タイル床にはハイグローマに注意
バーニーズマウンテンドッグ ハイグローマの治療
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