先日、JAHDの結果が出ました!
前回までの記事はこちら・・・
その1 https://bernese-graffiti.blogspot.jp/2017/04/jahd1.html
その2 https://bernese-graffiti.blogspot.jp/2017/04/jahd2.html
その3 https://bernese-graffiti.blogspot.jp/2017/04/jahd3.html
4/14にレントゲンを取り、4/17に書類をJAHDへ郵送し、今週の5/9に結果が届きました。
郵送してから約3週間で結果がきました。
結論からいいますと・・・エマちゃんはほぼ関節に関しては問題なしという結果でした。
今回、評価をしたのは、股関節、肘関節、膝蓋骨の3点です。
まず、股関節から説明します。
股関節は、右側、左側をそれぞれ45点、合計90点の評価です。
0点が最高評価でして、点数が低ければ低いほど高評価となります。
そして、エマの結果がこちらです。
右側股関節が4点、左側股関節が5点の合計9店でした。
この結果をJAHDの評価基準の表にあてはめます。
この表は片方の股関節の点数の表ですので、エマの場合は4~5の所を見ます。
この表から読み取れることは・・・
明らかに関節炎ではない確率は約60%、グレーゾーンは40%
となります。
グレーゾーンの解釈として、JAHDでは以下の解釈をしています。
グレーゾーンの場合には股関節形成不全症による関節炎の程度は遺伝的要因に加え、様々な環境的要因(肥満、加齢、運動量など)の影響を受けます。特に同じ遺伝形質をもつ犬であっても、肥満度によってレントゲン写真上での股関節形成不全症の関節炎の程度に有意な差が出ます。そのため同じ犬でも、肥満や加齢によって合計ポイントが高くなることが予測されます
つまり、遺伝的なもの以外にも生活習慣によって股関節の病気になることがありますよ~ということでしょうか??
ともかく、エマちゃんは股関節に関しては、明らかに悪いところは認められないとのことでした。
つづいて、肘関節です。
このようにNormalの評価をいただきました。
肘関節の評価は正常な場合はNormalという判定、異常がある場合はGrade1(軽度)~Grade4(重度)となります。
エマちゃんはNormalですので、肘に関しては問題はありませんでした。
最後に膝蓋骨です。
こちらもNormalでした。
膝蓋骨は正常な場合はNormalという判定、異常がある場合はGrade1(軽度)~Grade3(重度)となります。
今回の結果をまとめますと、エマちゃんは関節に関しては遺伝的疾患はほぼ認められず、今後エマちゃんの子供を産ませようとしても、遺伝的疾患を引き起こす可能性は低いという結果になりました(絶対ではない)。
エマちゃんの場合はずっとこういった関節評価をして問題のない個体で繁殖してきた血筋ですので、まず問題ないだろうと思ってましたが、正式な評価に問題ないとわかったので良かったです。
こういった評価をきちんとして、問題のない個体で繁殖させていけば、遺伝的疾患はどんどん減っていくんだろうなと思います。
犬も幸せですし、人間も幸せになると思います。
ペットショップの生態販売を100%否定するつもりはありませんが、犬を飼いたいと思っている方は、こういった観点からもよく考えて購入先を決めてもいいんじゃないでしょうか?
JAHDの審査が一通り終わっていろいろありましたが、これで一安心です!
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